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旅行記
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まだ見ぬ香港の風景とトラムを求めて ~年末アジア旅行・香港編~
当駅どまり
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前回の続きです。

深圳。羅湖口岸に到着しいよいよ中国を出国。
「往香港」の看板に従って歩くとあっという間に中国の出国審査。そこを経て歩いていると小さな川を横断する。見た目的には住宅街とかを流れていそうなそんなに大きい川ではないのだが、そこが香港と中国本土の境界部分となっていた。

右側に川っぽいのが見えると思うがこれが香港と中国本土を隔てる境目。奥に見えるビルは全て深圳の建物で、香港側はすごい長閑な雰囲気。このあたりは「辺境禁区」というところで限られた人しか入れず、開発もまったくされていないのでこんなに香港らしからぬ風景になっているそう。しかし東鉄線で一駅進めばもうマンションが立ち並ぶ光景が広がっており、香港を感じた。
荷物が多かったのもあって、倍額払って金鐘駅まで頭等車に乗って移動。なんと広州~深圳東の硬臥とほぼ同じ金額で仰天、早速香港と中国本土の物価の違いを突き付けられる…

ホテルに荷物を置いたらやることは一つ…トラム撮ろうぜ!ということで夜の香港の街に飛び出していく。

路上販売のお店があったのでそれと絡めて。栗や卵などのものを販売しており、ちょっといい匂いが漂う。
その後はトラムに乗って移動…

香港のトラムは前の車両にギリギリまで迫るのでお互いの顔がよく見える。たまにこの前後の車両の客同士でコミュニケーションが行われるのも香港ならでは。
というわけで乗車すること20分余りでかつても訪れた香港電車の名所、北角に到着。

#2でも紹介したが、さすがは香港の台所といわれているだけあって夜も活気がある。
この雑多な雰囲気をまさか年が明ける前にもう一度味わえるとは思わなかった。

通りのお店の中身もあまり変わっていなかった。ただ北角の電停の近くは工事がだいぶ終わったのかだいぶこざっぱりした雰囲気に。
前回かなり入り浸っていたので今回はほどほどで撤収、ふたたび香港の中心エリアに戻る。

降りた電停の横でなにやら占い?的なものをやっているところをみつけた。よく見ると看板が簡体字なので中国の内地の人がここでやっているんだろうか(香港は台湾と同じで繁体字を使う)

香港の中心部、そごう前。
ホテルに戻る前にすこし散歩をする。ここからまっすぐ進んでいくとビクトリアハーバーの部分まで出ることができる。
そしてその広場の端にいるのが…

MTR東鉄線でかつて活躍していたメトロキャメル電車で、かなりモダンな見た目をしているがこれは車体更新後の状態。
東鉄線の電化に伴って導入された車両で登場は1980年。自分の推しである小田急8000が1982年登場なのでそれよりも古いということになる。ライトの配置が205系のメルヘン車みたい。

というわけで散歩を軽くしてホテルへ帰還。香港での1日目が終了。

そして香港2日目。

香港といえばこれ。のひとつに竹でできた足場がある。今回は飾り付けのためかそれに造花のバラが巻きついていた。
右下に座っている人は新聞を配っている人。

横断歩道を渡った先にも同様に新聞を配っている人が。
そのまま歩き続けるとハッピーバレー支線の左側の方にたどり着く。

昨日の晩に散歩している時に目を付けたのだが、朝に行ってみると北角のように生鮮食品が並ぶ市場になっていた。

「有記粉麺廟」という看板がとても味を出していてよい。

こう見ると高層ビルの渓谷のような風景。香港はかなり狭い裏道でも高層ビルがそびえたっているので、まるで崖のように見える。

前回の香港ではハッピーバレー支線の方には行っていなかったので来れてよかった。ただやはり本線系統に比べると本数が少なめなのがちょっとアンハッピー(?)

というわけでここで一旦朝ごはんの時間。トラムに乗って移動する。

今回訪れたのは中環にある「蘭芳園」というお店。人気があるからか並んでおり、20分くらい並んでからの入店だった。
香港ミルクティーの名店らしく期待。

今回注文したのは汁なし麺。使っている麺は「出前一丁」という香港のインスタント麺で言われてみると独特のちぢれ方をしている。
そして鶏むね肉がドーンと乗っており、麺は醤油ソースで和えられておりとても美味しい。
香港ミルクティーの方もいい感じの甘さで、とてもすっきり。

食べ終えたところで、次のまだ未踏の地である「筲箕湾」へ。
と、降りてきたところでなんと120号と遭遇。香港の2階建てトラムも製造時期や更新などで様々な形態があるが、この120号はほぼ原形を保っている唯一のトラムだとか。製造は1949年。あと数年で80年を迎える。

中環からだいたい50分くらいかかって終点の筲箕湾に到着。

なんか詰まっていたらしく、あっという間に5台トラムが溜まった。
2階建てトラムが5台分も連なっていると、もはや壁にしか見えない。

筲箕湾は折り返し部分なのでループになっており、準備のできたトラムからくるくる回って発車していく。
しかし自分の後ろのトラムはプレミアムアウトレットの広告で、見慣れた地元の御殿場の風景が移っており変な気持ちになった。

筲箕湾でもこのような露店がたくさん出ており味がある。
この後は同じ香港のトラムでも新界の方を走っているトラムである「軽鐵」に転戦。来た道を今度はMTRで戻り、そこからはバスで屯門を目指す。

運よく2階の一番前を抑えることに成功。高速道路を飛ばし、島々を橋で超えていく。
だいたい50分くらいで新界の港町、屯門に到着。

建物が密集している香港島側のトラムと比べるとやっぱり随分余裕のある作りになっていて、違いを感じられる。

その次に反対からやってきたのは、これは見たことのない色の軽鐵。
どうやらこの色は軽鐵開業時の復刻カラーらしく、前回は巡り合えなかった車両。先ほどの120号に続き、運が良い。

復刻車両は一つとなりの三聖行の系統だったので割とすぐに帰ってきた。
軽鐵は香港島のトラムと同じで運転台は片側、終点でループして戻るようになっているが、こっちは明らかに後ろ!っていう感じのビジュアルになっていてすこしバスみを感じる。

なかなかいい色してるなあ~

というわけで屯門碼頭まで移動。前回来たときは空港行のバスの都合でちょっと手前の屯門泳池までしかいってなかったので、初乗車。

屯門碼頭を出ると一気に180°カーブを描いて方向転換していく。
逆光だが、ここあたりが一番軽鐵と海が近いところかも?

にしたって、この曲がりっぷり。
すごい急カーブをほぼ20mくらいある車体で曲がるわけだからこうなるのも当然っちゃ当然。こういうのも香港島のトラムでは味わえないのでなかなか面白い。

前回訪れた元朗も結構なターミナルだったが、屯門碼頭はさらにそれを超えるターミナルっぷり。
6系統が集まり、ホームも7番線まで充実している。バスターミナルも併設されており、新界南部の交通の要所という感じがした。

そしてちゃんと駅の上が高層マンションになっているのも香港ならでは。このあたりもどこにいっても高層マンションだらけ、一軒家的なものは本当にどこにもない。

最後に屯門泳池の橋で少し撮影。

ここで軽鐵の撮影は終了。先ほどとは違う系統のバスでふたたび香港島へ戻る。

バスからの眺め。夕日が落ちていくとともにだんだん眠くなる。
途中から爆睡し、次目が覚めた時には香港島のトラムが横を走っていた。

ホテルに戻って少し休憩したのち、向かうのが前回まだいけていなかったピークトラム。
香港といえばこれ!というところなので行ってみることに。

ピークトラムの写真を撮ろうと思ったが、やはり観光地なので大量に人人人and人。

そしてこの傾斜っぷり。
ピークトラムの最大斜度は509.5パーミルで、地元(?)の箱根登山ケーブルカーの2.5倍もの傾斜。動いている間は横より上に引っ張られている感じがすごく、よくこの人数を乗せて勾配を行ったり来たりしているなと感心してしまった。

そしてこの夜景!
SFの中の近未来都市をそのまま具現化したような光景、前回はスターフェリーから見上げるような形での夜景だったが、このように見下ろす夜景もとても美しい。
そして一部の建物はこのピーク(山頂)とほぼ同じ高さまであるものあって、驚き。

さて、夜景も楽しんだところで下山…と行きたかったのだがピークトラムの方は大大大混雑。これではしばらくは乗れないなということでバスを待つことに。5台くらい待ってやっと乗車。
しかし運がいいことに、乗ったバスは臨時の系統らしく普段の系統が通らないホテルの近くまで行ってくれるとのこと。本来なら金鐘あたりからMTRに乗って帰るつもりだったので、これはうれしい誤算。
最後に夜飯。

最後の〆は香港らしく、飲茶で。前回の飲茶は朝だったが、香港の飲茶は時間を問わずやっており、このお店も日付変わってからもやっているらしい。椎茸と鶏肉が入った釜飯をいただいたが、とってもおいしい。比較的リーズナブルにいろいろな点心を食べることができた。


そして翌日、香港出発の日。

まだ寝静まる香港の街を行くトラム。

バスに乗ってしばらくしていると、だんだんと夜が明けてきた。
そしてだいたい1時間くらいで空港に到着。離港の手続きを行い、香港とお別れ。

香港空港にはサテライトと本館を結ぶ連絡通路があるが、その連絡通路から下をくぐってくる飛行機が眺められる。
今回は運がいいことに、ちょうどその下をくぐってくる飛行機を撮影できた。かっこいい~~!

ずらりとキャセイのロゴが並んでいるのがとても良い。

というわけで次は、人生未踏の地・インドネシアはジャカルタへ。
次回から2回にわたってインドネシア編となります。乞うご期待。

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