年末!年末といえば、休みが一杯取れるから旅行!
今回はそんな単純な考えで、年末に長い時間をかけてアジアを旅行する、そんな旅行記となります。
12/24。クリスマスの日に向かうは日本の玄関口、羽田空港。
いつも降りる第一ターミナルではなく、第三ターミナルの駅で降りるといよいよ海外に行くんだなという気持ちが昂る。
地味に成田や関空を多用しているので羽田からの出国はこれが2回目。
手早く出国を済ませる。我々の乗る便はJL87便、広州行き。なんとゲート138番ということでまさかのバス搭乗。
国際線でバス搭乗はなかなか経験がないぞ…?(1回だけドーハで沖止めだったことがある)
そのまま今回はJALを利用するので恩恵にあやかって…
サクララウンジでいつものJALカレー。やっぱり安定した美味しさ、海外に行くならこれ食べてから行かなくちゃと思うくらいの味。早朝ではあるが、国際線が連発する時間帯なのもあってかたくさんの人がいた。
と、前置きはここくらいにして飛行機へ。
沖には3機の787がとまっており、前からアメリカン航空、エア・インディア、そしてJALと並んでいる。一番奥のJAL機が今回JL87便として使用される機材だ。間近で787をこうやってみるとやはりとてもデカい。
そしていよいよ搭乗。今回のお座席は…
座席番号「1A」!今回生意気ではあるがビジネスクラスで広州まで飛ぶことになった。
この画像、爆睡する著者近影なのだが窓3列分を使用して横になれるあまりの贅沢に感激、ご飯後に気持ちよく寝てしまった。いつもならビビる上空の揺れもなんのその。ゆりかごに揺られているような感じさえ覚えた。もうエコノミーには戻れねえ…
飛行時間は4時間ちょっと。あっという間に広州が見えてきた。
ぼーっと外を眺めていると眼下に貨物列車が!カメラはカバンの中だったのでスマホでとっさに撮影。これが中国の鉄道か。
空から現地の鉄道が見えた瞬間が一番テンション上がる。
それから10分もしないうちに広州白雲国際空港に着陸。入国もスムーズであっという間に外へ。というわけで人生11か国目、中華人民共和国に上陸。地鉄(地下鉄)を乗り継いで広州駅付近のホテルまでいく。
地上に上がってみるとついに見つけました、「社会主義核心価値観」。
これを見るとめちゃくちゃ中国に来たなあという感じがする。こうやって広告全ての部分を使ったものや、他には広告の左上にさりげなく書いてあるものなどいろいろレパートリーがあった。
ホテルに着きチェックイン。と同時にビジネスで快適だったとはいえ朝4時起きなのもあって疲労が溜まっており1日目にして爆睡を決めてしまった。暗くなってから観光で街に繰り出す。
ホテルから地鉄で3駅ほどにある「広州大仏寺」というところへやってきた。いや、デカすぎんだろ…
横浜の中華街のテーマパーク並みのでかさ。
裏面もなかなかの壮観。ビルが寺の形して鎮座してやがる…!
そして面白かったのはこれ。中国はものすごい勢いでキャッシュレス社会になっているがこれもキャッシュレスお賽銭箱。しかもお賽銭を投げるとリアルタイムで誰がいくら入れたかわかるという無駄にハイテクなシステム。時代は進むんだなあ…
というわけで短いが観光終わり。駅に戻る途中で夜ご飯。
クリスマスディナーはいい感じの麺で。こういうクリスマスも悪くないね。
翌朝。朝飯を食ってどうしようか考えた結果、広州近郊にある肇慶へ。そこには中国国鉄随一の撮影スポットがあるので、ビギナーらしく最初は手堅く編成写真を狙って行く。
肇慶に行くには広州駅から客レで行くこともできるのだがいかんせん本数が少ない。一方近郊列車である城際列車は広州の市街地のはずれにある広州南駅(正確には至近にある番寓駅)に発着するとのこと。ホテルの最寄りから地鉄で40分もかかるのだ。このアクセスの悪さだけはどうにかならんのかねえ…
乗換も完了し滑るように進んでいくと一つ目の停車駅、仏山西駅。
すごいJR東日本で見覚えのある形の列車が。CRH2形といって、言ってしまえばE2系の弟分、中国版だ。
ここを発車するともう肇慶駅まで止まらない、だいたい1時間くらいで到着。そこからタクシーで撮影地の近くまで行ってもらう。
到着した瞬間に湧き出る「あ、ここ見たことある!」っていう感じ。肇慶西江大橋という場所で、道路橋と鉄道橋が一体となった橋。
ここを通る路線は広茂線という路線で貨物の方が本数が多く、そしてその貨物は中国を代表するディーゼル機関車「東風4B型」が牽引しているとのことでやってきた。しかし貨物の時間なんて把握していないので寒空の中線路を見続ける。
そうすること30分弱…
キタ…!あれは「東風4B型」だ!
かっこよ…!
釜の感じも好きだし、そして何十両もの貨車を引き連れた長編成なのが最高に痺れる。
日本と違ってトキみたいな車にコンテナを載せているのも目新しい。空でもコキより見栄えが良くていいなと思った。
正直東風4Bが来るまで昼ご飯を耐久することも考えていたので1本目で撮影できてよかった。というわけで昼飯。
とても美味しい。結構いい感じの辛めな炒め物で、やはり安い。
満腹になったところで先ほどの撮影地へ戻る。ここでまた東風4B型を待っていると…
またやってきた!これは運が良い。
これもなが~~~い。
数えてみると貨車が52両もつながっており、コンテナもトキっぽい貨車の他にもコキっぽい貨車にも載っている。
他にもワㇺや鉄鋼の輸送用コキもあって貨車に非常にバリエーションがあって面白い。
ゆっくりと西江を渡っていく。
その後にやってきた貨物はとてもピカピカの新しそうな機関車が牽引。これが「復興型」と呼ばれる新型ディーゼル機関車のようで先ほど撮影した東風4型を置き換えるべく凄まじい勢いで生産が進んでいるそう。実際この日上海では東風4B型の運用が終了したらしく…
逆方向の列車も復興型だが、先ほどのと形式が違うらしくカクカクした見た目をしている。
そして夕方になり客レのお時間。まず最初にやってきたのは上海発の海口行、快速K511次。
走行時間36時間を超える長距離列車で終点の海口には翌朝の5時半に着くらしい。
こちらはちょっと遅れていた昆明発の廈門北行、快速K229次。これも走行距離40時間の長距離列車。
中国は本当に国土が広いのでこのような1日以上かけて走る客レがばんばんいるのも面白いところ。
そして露出が落ちてもうギリギリ…の時間にやってきたのが深圳東発の靖西行、快速K949次。運行時間が短いこともあってか、編成も全体的に短め。
しかしここでやっと旅客列車用の東風4B型と出会うことができた。やっぱり客レ牽引させてもかっこいいな…
というわけで撮影終了。肇慶駅に戻る。広州まで戻るのに行きと同じ城際でも良かったのだが、あちらは広州南まで連れてかれるので戻るのが面倒くさい。というわけでせっかくなので客レで広州へ戻ることに。
いかにもって感じのスローガンが駅に掲げられている。そして乗ろうと思った列車は「晩点33分」、つまり33分遅延しているとのこと。
よりによって乗る列車だけピンポイントで遅れているのである。
結局遅延は1時間まで膨れ上がり、やっと改札を通ってホームへ。
乗車したのは海口発の長春行、特快列車Z383次。なんと走行時間50時間15分で2日越え。
そして始発駅である海口の12月の平均気温は22℃、そして終着駅の長春の12月の平均気温は-7℃…。終着駅に着くころには凍り付いた世界が待っている。
そして中国の客レに乗ったからには見逃せないものがある。それが…
食堂車。中国国鉄では「餐車」と名付けられている。食へのこだわりが強い中国だからか、注文するとレンチンではなく車内の厨房でがっつり炒められた料理が出てくる!街中と比較すると値は少々張るが、動く列車の中で食べるという体験がつけば安いもんだ。
そして追加で中華料理の鉄板、「トマトと卵の炒め物」。どれもとても美味しく、1日西江大橋で耐久した疲労を癒してくれた。
だいたい2時間くらいで広州白雲駅に到着。
長春まであと38時間…。まだこの列車にとっては旅路も序盤。
結局ホテルの最寄りである広州駅ではなく広州白雲駅にたどり着いてしまったので地鉄を使用して、ホテルへ。
そして3日目。この日は次の目的地である香港への移動となる。香港へも広州南駅から高鉄を使えば香港西九龍まで1本で行けるのだがそれはあまり面白くないので再び広州駅から客車に乗る。
本当は直接香港との国境がある深圳まで客車で行きたかったのだがどうやら客車は深圳東駅までしか行ってくれないらしく…。
とりあえず三段寝台である「硬臥」を取ってあったのでお昼寝をしながら…。
途中から意識を失っており寝ていたらもう深圳東に着く10分前くらいになっていた。やっぱり足を投げ出して横になれるのって素晴らしい。こうやって少しの乗車時間でも寝台を使えるのがいいところ(日本だと昼時間帯は寝台を解体して座席として扱っていた)。
深圳東に着くと、次の列車がSS8型の牽引でスタンバイしている。とりあえずとれるところがあまりなさそうなので駅地下のこ線橋で横がを一枚。
かっこいい!かつてはこのあたりでメインの機関車で、香港への乗り入れ経験もあるこの機関車も運用がどんどん減ってきており、今回見れないと思っていただけに棚ぼた的収穫ですごい満足。
深圳東からは地鉄を乗り継いで、いよいよ香港との境界である「羅湖」に到着。
目の前のでかい建物が中国側の出入国管理施設、もう向こう側は香港である。
パスポートに中国の出国のスタンプが押され、通路を歩いていると小さな川があり、ここが中国と香港の境界線となっていた。そこから歩くとすぐに香港の入国審査、あっという間に終わって抜けた先は香港MTRの羅湖駅。いよいよ、ここから2回目の香港が始まる。
次回は香港トラム、軽鐵を攻めていきます。乞うご期待。
当サイトではコメント・お問い合わせの際に名前(ニックネーム)・メールアドレスをご登録いただいております。
これらの情報は、コメント・お問い合わせに対して返信する際に利用し、その用途以外での利用は一切いたしません。
お問い合わせの際、恐れ入りますがメールアドレスをご入力ください。
お問い合わせの内容は管理人のみが閲覧でき、サイト内では公開されません。
コメントは以下の内容が含まれるとき、管理人の権限によって削除されることがあります。
・特定の人および法人に対して誹謗中傷が含まれるもの
・きわめて猥褻な内容のもの
・記事の趣旨に対し何も脈絡のないもの(荒らし)
・その他公序良俗に反するもの
悪質であると判断した場合は、コメントの投稿を禁止することがあります。
当サイトの写真および文章の著作権は管理人に帰属します。
無断でのコンテンツの転載を禁じます。