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南国にブルトレの夢を追って タイ旅行記Ⅱ・往路
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昨年タイに行ってタイ国鉄の見どころであるメークロン市場、クゥエー川橋梁、アソーク駅の踏切(?)などいろんなところを訪れた。大冒険でとても満足して帰国したのだが、帰国早々ニュースが飛び込んできた。

タイの隣国、ラオスにて新しいヴィエンチャン駅が開業し、それに伴ってバンコクから直通列車が運転されるというものである。
ここまでなら普通に新線開業のニュースなのだが、重要なのはここから。
なんとその使用車両に抜擢されたのは「24系」。そう、まごうことなきブルートレインの車両!!!
今回は日本で失われた「ブルトレ」に会いに、再びタイの土を踏む。

2025年9月19日。関西空港にて。
前回と全く同じメンツで、出国の儀を執り行う。

エンカした!みたいなノリでパスポートを出すスタイル、これが多動部スタイル(?)

これも去年と同じ、関空からのJL727便でバンコクを目指す。羽田発の直行便だと結構高く、関空乗継だとめんどくさくても半分くらいの値段で飛べる。

搭乗し、あっという間に離陸。機内食を食べ、時折寝て過ごしていると6時間くらいでバンコクに到着。

到着すると外の湿気で窓が曇る。ああ、タイに着いたんだなってなる瞬間。
入国は電子渡航証が導入されたのもあってか一瞬、まず最初の被写体撮影のためタクシーに乗って撮影地へ向かう。

だいたい空港から40分で、チットラダー宮殿駅付近に到着。セッティングしていると、線路の向こうにライトが灯る。

1年ぶりの再会、キハ183!
フアランポーンの出発が6時とかなりの早起きなため、まだ外が暗い。今回は第一編成なので、ヘッドマークはオホーツク風。

後追いでも。
まだまだ暗いというのにもう屋台が始まっていた。タイ最大の大学病院であるラマティボディー病院がすぐそこなので、そこの職員向けに朝からやってるのかな?

30分後くらいに、いつものナムトク・フアヒン行の列車。朝早いが、乗っている人の数は結構多かったように見える。

そこからほぼ続行でやってきたのはタイ国鉄の顔ともなった観光列車、「ロイヤルブロッサム」である。今回はカンチャナブリ・タムクラセー川行きだったので、お馴染みアルストムが牽引。(QSYは軸重制限でナムトク線には入線不可)

いつみてもピカピカな「ロイヤルブロッサム」。元はまなす用の車両なので、もしかしたら乗ったことがあるかもしれない車両がこうやって異国の地のスターになっているのを見ると感動する。

さて、ここで便意が限界を迎えていたのと次の行き先を決めるため、タクシーでクルンテープ・アピワット駅へ向かう。
が、普通列車用のバンスー駅に行ってしまい、そこのトイレに駆け込んだらどうやら3バーツ払う必要があったらしく、受付のじいちゃんに個室のドアをマジ蹴りされた(う〇こした後にちゃんと払った)

30分くらい話し合った結果、行先が「クゥエー川橋梁」に決定。
前回のタイ旅行ではタムクラセー川橋梁の帰りに通過した場所にある。とはいえ移動手段がないので、今回もバンコクの中心部から長距離タクシーで移動する。

途中で道に迷うなどあったが、無事にクゥエー川橋梁に到着。トンブリーからの普通列車をどこかで追い越したので、まずはそれを撮影。

トンブリーからの列車は七両。あまりにも天気が不安定。
ここからタムクラセー川まで行くのだろうか、結構欧米の方々が乗っていた感じがする。

クゥエー川橋梁はタムクラセー川橋梁と同じく歩いて渡ることができるので、対岸へ。だいたい1時間くらいで、タムクラセーからやってきたロイヤルブロッサムがクゥエー川を渡る。

さすがみどころってこともあってもうほぼ止まるかのスピードで登場。線路上にもまだ人がいるので警笛をめちゃくちゃ鳴らしている。

同じ場所に向日葵が咲いていたのでそれとも絡めて。橋の上にはところどころ列車退避用のお立ち台がありそこで観光客が無限に撮影か自撮りしている(自由奔放やなあ…)

ここで降車のためしばらく止まるので連結面をじっくり。

酷寒の北海道から常夏のタイへ、一時期は放置されて朽ちていくのかと思ったがこうやって綺麗に塗装されてタイ国鉄の顔になっているのは本当に素晴らしい。

降車が終わると、一度カンチャナブリに回送するため発車。駅前には日本から供出されたC56が静態保存されており、同じ時期に日本にいたことはないが日本製車両の並びになった。ちなみに地元から近い(?)大井川鐡道にも一度タイに供出されたのち日本に帰国したC56-44がいるのだが、災害運休で分断され千頭に留置されたままになっている。全線復旧時にはタイのこのパターンで走ってくれないかな…

おなかが幾分すいてきたので(というかタイについてからまだご飯を食べていない)昼飯の時間。
クゥェー川が見える水上式のレストランがあるのでそこに行ってみることに。

というわけで1年ぶりのタイ飯は、グリーンカレー。魚が入っているが、これは「ナマズ」。
日本ではナマズの知名度は高いと思うが、食用で食ったことがある人はなかなかいないんじゃないだろうか。結構身がぎっちりしているが、淡白な味で食べやすかった。
それよりも言葉にならないほどの辛さ。ペットボトルの水を3本飲んでもなお口の中から火を噴きだしそうになるくらい。とても美味しかったが、この後腹ブローするのは間違いない。

辛さに悶えていたら警笛が。先ほどのロイヤルブロッサムが再び回送でクゥエー川橋梁を通過していく。一度カンチャナブリに行ってから機回し後、クゥエー川橋梁の先の駅でもう一度機回しを行ってバンコクへ戻るという感じ。

水上にせり出していることもあってか、救難用のうきわがついているのが特徴。
この後もグリーンカレーの辛さに悶えながら、なんとか完食した。東南アジアはこのように本気の辛さが襲ってくるから気を付けよう!

クゥエー川橋梁はさすが観光地ということもあってか、いろいろ屋台や店が連ねている。

女性ものも男性ものもいかにもタイ!というような服が結構多く並んでおり、しかもそれが安い。だいたい4桁行かない値段で上下セット買えてしまうのだ。嫁の方は奮発して3着くらい買った。
男性ものはよくあるワンポイントのTシャツもあれば、まるでアニメの痛Tシャツのごとくフルグラ仕様のもあった(日本だとなかなかフルグラスタイルのやつを着るのはむずかしそう)

帰りは前回のタムクラセー川の時と同じく、トンブリー行の普通列車で。

鉄橋の区間はやっぱり超人気ってこともあってたくさんの人だかり&爆音警笛。駅はいかにも南国!って感じの木がいっぱい生えていてよく列車にあう。
ここで結構乗降があり、タムクラセー川から来た人が降りる。そして今回は結構な人がこの列車に乗車。一応まだ15時前、おやつよりも前の時間なのだがこれがトンブリーまで行ける最終列車である(次の列車はノンプラドックまでしかいかない)

ノスタルジーあふれる車内。いいねえ…
今回はカンチャナブリの時点で野良の車販の方がいらっしゃった。水不足(?)でのどがカラカラになることはなさそうで一安心。

列車はしばらく進み、途中のルッカエ駅(読み方あってんのか?)で下りナムトク行と交換。
去年はGEK形が対向できたが、今年は…

今年もGEK形でやってきました、しかも客車も前年と同じ5両。

まず下り列車側がタブレットを放り投げて駅員が受け取る。
そして華麗にタブレットを横から掬い上げていく。ふと思ったのがタイでは停車・通過どちらにもかかわらずタブレットキャッチャーを使用するんだなと思った。日本だと停車列車の時は駅員による手渡しスタイルで、現状タブレットキャッチャーを現役で使用する路線はもうないのでいつみても新鮮。

写真だと小さくしか映ってないが、タイ国鉄の機関士はなかなかいかつい人が多い気がする。帽子に髭そしてグラサンなのでどっちかというと軍人に見える。

交換もすんだところでゆっくり発車。
とここでかなりの眠気が襲ってくる。前日仕事をして退勤してからそのまま出国したので疲労がかなり溜まっていたのだ。ここからナムトク線内をほぼ寝て過ごし、次目が覚めたのはノンプラドック。そこにいたのは…

DD51!!!キハ183、14系に引き続き3車種目の日本からの譲渡車に出会えた。
普段はノンプラドック駅を寝床にし、南線の複線化工事の工臨列車として使用しているらしい。定期的に動くわけでは二のでスジがわからないが、一度でも走っているところを見てみたい。

そしてノンプラドックを出たあたりでまた野良の車販がやってきたわけだが、見覚えのある人が。
あれ?とおもってかごの中の商品を見たところで確信に変わる。

昨年同じくトンブリー行の上り列車の中で食べた、肉をナンプラーで炒めたものである。(#8にのってます)
さすがに車販のおばちゃんは自分のことを覚えてなかったw

南線に合流した後は快調に飛ばしていく。しかし自分の方はうつらうつら…
それから寝ていたんだが起きると頭が痛い。のどもカラカラ。ちょっと脱水症状が出てきたか…?
タリンチャンを出てふたたびスラム街を進み終点トンブリーに到着。

到着するとてきぱき入替を開始。推進運転でちょっと下がったかと思うと…

あっという間に後ろの客車を切り離して身軽になった牽引機はトンブリーの庫へと帰っていく。

タイの駅って結構犬が多い。まあ日本と違ってこちらは狂犬病などの病気を持っている可能性があるので用意に近づくのはご法度。

さて、ここから夕飯のお時間。行きたい場所があるというのだが、トンブリーはMRTやバスの発着がないのでまずタクシーを捕まえないとならない。しかし周辺道路の混雑も相まってどんどん到着予定が遅くなっていく始末。
そこでトンブリーの駅前に止まっていたトゥクトゥクのおっちゃんと交渉、すぐにまとまり地味にタイ2年目にして初のトゥクトゥク乗車がかなった。

そんなに大きくないトゥクトゥクだったので自分だけ床になってしまったが、やっぱりスリルがある。
かなりエンジンが唸っているが大の大人4人を乗せてちゃんときびきび走っているあたり、ちゃんと馬力があるんだなあと感じた。そして小幅な車体を利用して渋滞をいい感じでショートカット。だいたい20分くらいだったが楽しかった。

今回訪問したのは「ティップサマイ」。なんと、タイ料理で一度は聞いたことがあるであろう「パッタイ」の元祖だとのこと。前回は時間の都合で行けなかったのだが、今回は満を持してタイ料理・パッタイの本場に突撃だ。

まずは乾杯。自分はティーにしたのだがほかの同行者たちはオレンジジュース。オレンジがあんまり好きじゃないので敬遠したのだが、試しに飲んでみるとほんのり甘くてとても美味しかった。
そして…

パッタイが到着!ここのパッタイの特徴として炒められたパッタイを薄い卵の膜で覆っているという点がある。
そして横には大ぶりのエビが。そして中の麺はえびのオイルが使用されているためかすこし色がついていて、食べるとほのかにエビの香りがする。これはうまい、嫁がおすすめするのがよくわかる。
このほかにも辛めのものとか、卵に包まれていないオーソドックススタイルのものとかも提供しているらしいので、次にタイに行ったおt機にはそういうものも食ってみたい。

24系の前に最高の腹ごしらえも済ませたところで、ブルーラインに乗ってフアランポーン駅へ。フアランポーンから今回乗車する列車の始発駅、クルンテープアピワットまで連絡バスが出ているという。

ところが、どうやらそのバスは昨年に廃止になったらしく(前回訪問時にはあったらしい)移動手段が遠回りのブルーラインしかなくなってしまった。なので、ここでもタクシーを呼びクルンテープアピワット駅まで。

シャワーを浴びて充電などをいろいろやっているといよいよ自分たちの乗る「快速 133列車」の改札が。
クルンテープアピワットでは空港のように列車が到着してから乗車の案内となるので、入線の様子を見ることができないのが残念。QRコードを改札にかざし、エスカレーターを上った先にいたのは…

24系寝台車!!!いよいよ対面の時がやってきた。
中3の時にはまなすの寝台車に乗って以来の客車寝台、もうワクワクがとまらない。日本は北斗星の運行終了をもって走行できる24系はなく、現在日本で宿泊できるものはすべて保存車。それがタイではこうやって動いている24系に、ちゃんと夜行列車として乗車できる。しかも4000円くらいで。素晴らしい。
いささか車両が満身創痍なのが気になるが…

今回の往路は上段。そんな上段から見た通路がこんな感じ。
カーテンの色こそ変わっているが、基本的な部分はなにひとつ変わっていない。感動以外のなにものでもない…

さて、本来ならここから車内なども取って盛り上がりたいところだったのだが、先ほどのトンブリー行の普通列車でやらかした脱水症状を起因に頭が痛く、ピークになっていた自分はもうクルンテープ発車早々にして眠ってしまった。

次に目が覚めると、外から太陽がうっすらと見え、なにもない原野をひたすら突き進んでいる。
列車は少々の遅れではあるがちゃんと走行してくれている。(数か月前のサンライズ近江長岡事件のトラウマを乗り越えた)
この寝て起きたら知らない風景を走っているという感じがものすごい旅情をかきたてる。タイ側の最後の駅ノーンカイまでは時間があるので車内を回ったり二度寝したりして過ごすことに。

ここから先は次回にて。ご覧いただきありがとうございました。

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国際列車 客レ タイ ブルートレイン 東北本線 ナムトク線 タイ国鉄
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