前回の続きです。
2日目の朝、まずは香港らしいものを朝ごはんとして食べに行く。
それは、「飲茶(ヤムチャ)」。最初効いたとき意味がわからず、ド〇ゴンボールにそんなキャラいたよな?っていうのが最初の感想だった(?)
ホテルの最寄り駅からMTRに乗り、向かうは「円環駅」から徒歩でいったところにある「蓮香樓」という飲茶の店。100年以上の歴史がある香港飲茶の名店だ。
注文方法(?)も特殊で、店員がワゴンにたくさんの点心やデザートを載せて練り歩いているのでそこから取るか、カウンターに積まれている品物を取るか…という感じになっている。
焼売のボリュームも大きく、点心が何もかもうまい。最高!
そして美味しかったのがこのエッグタルト。鮮やかな黄色の見た目が食欲を誘い、食べてみれば外はサクサク中は甘くとろとろ… これは無限に食えてしまうぞ。
ちなみにワゴンから取るときもカウンターから取るときも左下の紙をもっていき、撮ったものに応じて店員がそれと対応する番号に〇をつけていく。そしてついた〇に応じて値段が決まるという、伝票みたいなものになる。
食べ過ぎて腹はいっぱい財布はすっからかんになったところで撮影開始。
ほんとに何もかもデカい。上に長い。
ビルも路面電車もバスも全てが上に長い空間。香港という意外と山がちな土地にたくさんの人々が集まったが故なのか。
ただこう見るとここら辺はオフィス街としてかなりこざっぱりとした感じになっている。西新宿にいまでも都電が走ってたらわりとこんな風景だったかもしれない。
それでもこういうところに香港らしさを感じる。この「押」っていう文字がよく目立つこの看板は「徳華大押」という質屋で、香港に点在している。小さい看板ながら、大きな存在感がある。
そんなこざっぱりとしたオフィス街も一歩路地裏に入ればこの景色。朝早くから露店が営業していた。
ここにも「押」の看板が。結構トラム沿いを歩いているとこの看板を見かける機会が多そう。
ビルの谷間に差し込む朝日がスポットライトのよう。
結構歩いて着いたのが「上環」。ここは香港電車の一つの折り返し地点となっており、結構な本数がここで折り返す。
折り返すって言っても香港電車は片方にしか運転台がないため、本線とは別の線路を通って向きを変える。
右にいる車両は上環を過ぎてこの路線の終端である堅尼地城へと向かい、左にいる車両は上環で折り返したのちもう1つの終端である筲箕湾へと向かう。
今回初めて見た香港電車の無広告の車両。深緑一色とシンプルな塗装。
しかし建物の主張が激しい香港の街並みには埋没してしまいそうだな~と思ったり。
上環の折り返しループ線の景色。狭い道にちょっとごちゃっとなった雰囲気が好き。
ちょうど次の目的地へ行く車が来たので、撮影したあと信号待ちの間に追い抜き、この電車の終着の「北角」まで乗車する。上環始発なので2階の一番前の座席を確保することができた。
香港電車は結構間隔をガン詰めするからか、2階から見ると圧迫感しかないような風景を見ることができる。
横断歩道と。右側へわかれていくのが香港の競馬場として有名なハッピーバレー競馬場近くの跑馬地へ行く跑馬地支線。
上環や中環あたりでは線路の両側が洗練されたオフィスビル群だったものが、だんだんごちゃごちゃした集合住宅などが増えてきて非常に渋くてGood。
そして筲箕湾へ向かう本線から分かれ、到着するのが「北角」。
北角を降りてみてみるとこのような景色。これまでとも一変し、線路の横にはたくさんの商店が並んでいる、
軒先に肉がつるされており、注文に応じて捌いて渡すという大胆なやり方。あばら肉や豚足など、あまり日本の肉屋の店頭では見ないような商品も多く売っていた。
こちらは北角の入口にある八百屋。こういう線路と商店の距離が近い風景はめっちゃ好き…。
よく見るとJAやながわの博多あまおうなどが売っていたw
北角は狭い路地にマーケットがあるので、のっそりのっそりと進んでいく。
なんなら線路を堂々と歩行者が歩いておりたまに警笛が響くことも。なんだかまるでメークロンのような雰囲気さえある(さすがにあそこまで列車と建物が近いわけではないが)
北角の端にいても、向こう側から路面電車が近づいていることがわかる。存在感が大きい…
ここ北角にあるマーケットは「春秧街街市」と呼ばれ、香港の住民の台所として長年支えてきたのだそう。看板が減ったりはしていたり、いまでは安全意識が叫ばれてこのような危険性のある場所は無くなりつつある…それでもいつまでも残ってほしいと思った。
北角停留所にて折り返し屈地街行きとなった路面電車を撮る。よくみると、ここにも「押」の看板を発見。
そのあとは北角停留所のすぐ南を通る筲箕湾へ向かう本線を少し撮影。
このあたりのマンション、というか団地も本当に縦に長い。高層階の窓に直接洗濯物が干されてたりしてよく飛ばないな…と感じる。
本当は②で1日分の写真を貼る予定だったが、トラム鉄するとどうしても写真がめちゃくちゃ多くなってしまうので午後の写真は次回の③に回させていただきます。 香港電車はどこもかしこも撮れる場所が多く、なんなら2階の1番前に座っているだけでもいろんな写真が撮れるのでシャッターを切る手が止まらない。③では夜の香港電車を撮って沙田競馬場に行きます。乞うご期待。
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