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旅行記
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摩天楼と熱気のメトロポリスへ 香港旅行記③
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前回の続きです。

午前中めいいっぱい香港電車を撮影したところで、嫁が行きたいといったのが「沙田(シャティン)馬場」。
香港に2つある競馬場のうちの一つで、土日にはこちらでレースが開催されている(逆に平日の夜のレースは香港電車の支線の終点、ハッピーバレー競馬場でおこなっている)
というわけで、MTRを乗り継いでそこの馬場へ。

レースの様子。
ちなみに自分がこの香港の日まで行った競馬場は帯広(ばんえい)、盛岡(地方)、大井(地方)、川崎(地方)だったので、まさかの中央競馬を一度も経験することなく海外競馬に挑戦することとなった。
ちなみに、日本の地方競馬はどれもダートコース(砂とか)なので初めて見る芝コース…

馬券のスタイルも日本のモノとはだいぶ違う。ちなみにこれは日本で言うと馬連で1着と2着に入る馬を予想するもの。
そして香港競馬独特の賭け方として…

「4連単」というものがある。これは1着から4着までの馬を順番通りに予想するという難易度が高い馬券の賭け方。
日本でもよく「3連単」というものがあるが、それでもただでさえ難しいのにもう1頭増えるともう訳が分からん。
ちなみにこのレースでの4連単の払い戻しは日本円でだいたい34万円くらい。この4連単、絡んできた馬の人気によっては180円が1億900万円くらいなったなんてケースもあるらしく、夢があるなあって思った。(当たるわけがない)

この日は結局5レースほどやって1レース勝った以外全部負け。順当に人気通り予想したら人気の低い馬が1着に入って狂うわ、名前だけで面白そうだなという馬を予想した時は人気通りの結果になったり…と。うまくいかないね。

というわけで沙田馬場からわずか徒歩1分という神立地の臨時駅、「馬場駅」からMTRで香港島へ帰ることにする。
この馬場駅、競馬開催時の臨時駅で何もないときには「火炭駅」という側を通って経由しないような形になる。

東鉄線の終点、金鐘駅で下車。ここらへんも香港の経済の中心部からか、随分と洗練された街になっている。

地味に気になったのが「UNITED CENTRE」という表記。最初はCENTERやないのか?と一瞬思ったが、CENTREはイギリス英語で「中心」という意味なんだそう。なるほど。香港は歴史上イギリスとのつながりが深い(というか支配されていた)からなんだな~と一つ知識が増えた。

一歩入るとこんな感じの景色。光らないけど看板だけを常に追い求めていた気がする。

さて、お昼の北角の盛況っぷりをまた撮影したく再び路面電車に乗る。今度は最後尾の2階席に座ることができたのでそこから撮影。

このでっかい2階建てトラムが5台も集まったらもはやそれは壁なんだよな…

背後にそびえたつマンションの壁の荒れ具合が、まるで九龍城のようで趣がある。

北角へ入る分岐の手前まで来て、ここからまっすぐ進む系統とお別れ。

夕暮れの北角のマーケットをかき分けるようにして進んでいく。

北角の熱気、癖になりそう。人の営みと路面電車がこんなに近い情景、素晴らしすぎる。

路面電車と路面電車の間を通る親子。香港電車は止まっている電車の間を通ったり、軌道敷上をチャリで走ったりできるなど結構線路の上で自由(?)ができるところもよい。その分警笛はいっぱい鳴るが…

北角で発車を待つ路面電車。本線をまたいで合流する関係上、結構ここで待たされるケースが多くその間はまるで嘗め回すかの如く撮影できる。

北角での撮影を終え、再び中環の方へと戻る。

北角行のトラムが来たのでこ線橋から撮影。看板はなくてもマンションの太い毛筆の隷書体とか壁の汚れとか…味がある。

今回は「湾仔駅」で下車。

宿泊したホテルへ戻るために、基本的にはMTRを使って香港島と九龍島を渡るのだが、せっかくなのでこの区間を船で渡ろうということに。
その船の香港島側の港が湾仔の近くにあるため歩いてむかう。

今回乗る船は「スターフェリー」という会社が運航する船でだいたい10分前後で香港島の湾仔から九龍島の尖沙咀まで運航する。
値段が安いというのもあるがこの船に乗った一番の理由は…

この香港の夜景!さすがは香港、高層ビルがひしめき合うこの夜景を船の上からゆっくり眺められるのである。
これをたったの4.2香港ドル(だいたい75円)くらいで楽しめるのは素晴らしい。

短い船旅ではあるが、最高に満足できた。
そしてこの船、あくまで観光用ではなく地域の足としての活用がメインなので、もちろん香港の交通系ICカード「八達通(オクトパスカード)」も使えるというところが非常に便利。これからもここを横断する時には積極的に使っていきたいかも?

最後にホテルに戻る前に近くにある高級ホテルである「ペニンシュラ」を見てみる。
日本でも有楽町の近くにあるが、それの本家大元がここ香港にある。さすが高級ホテル、佇まいからしてもう荘厳。もちろん扉の所にはドアマンもおり、部外者の我々は近づけなかったw
ちなみに我々が泊まったところはどこかというと…香港の激安宿として有名な「重慶マンション」の中にあるゲストハウスに宿泊。部屋も最低限のものがあるのような感じだったがほかの香港の普通のホテルは高くて泊まれたもんじゃない。とりあえず寝れればいいのでそこにした。

次回は香港滞在最終日、香港電車とは別のもう一つの路面電車である「軽鐵」を巡っていきます。

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