前回の続き、最終回です。
ついに迎えた香港最終日の朝(っていっても2泊しかしてないけれど)
昨日の朝は飲茶(ヤムチャ)を香港島の方で食べて大変満足はしたのだが、財布へのダメージが相当だったのでこの日の朝は程々のお店をホテル近辺で探すことに。
香港の名物といえば、お粥。今回の旅行ではまだ一度もお粥を食べていなかったのでそれ目当てで探し…
ありついた!いただきま~す!
香港のお粥は長時間煮込まれている関係かかなりドロドロとしており、米粒の原型がないくらいになっている。そしてめちゃくちゃ濃厚。
上の具(なんだったっけ)のコリコリ感とお粥のドロドロ感がいい感じでマッチして、非常においしかった。
ちなみに台湾でも香港でもあったんだが、いきなり店員が自分にいろいろ喋ってくることがあるが何言ってるのかわからなくていつも微妙な空気になってしまうのが申し訳なく… 中国語勉強するかあ
外観を撮影していたスマホがぶっ壊れたのでWikipediaの画像で失礼するが、今回泊まっていた重慶マンションはこんな感じ。
なかなか外面も渋いが、内面もちょっと外の世界と違う光景が広がってて面白かった。ここのビリヤニは有名らしいが、次行くときは食べてみるか。
今回は屯馬線の尖東駅から香港島とは逆の方向へ進んでいく。途中山を抜け、右手に中国の深圳の街並みを望みながら走ること30分くらいで目的の駅、「元朗駅」に到着。
最終日は香港を走るもう1つの路面電車、「軽鐵」を撮影!
始発駅の元郎のプラットホームはまるで都市のバスターミナルみたいに整然としており、各系統も決まった場所から高頻度で運転されている。これぞ完全に都市部のLRTだ。
元郎を出た軽鐵は建物の周りをほぼ1回転(?)するようにグルっと回る。
線路の向きと車両の先端の向きから、このカーブがいかにきついかがわかるだろう。
狂ってやがる。ドリフトでもしてるのか???
連結面がこんなことになっているのを初めてみた…
ここの軽鐵、併用軌道があるのがまずこの元郎駅近辺なので散策してみる。
いきなりマーケットが広がる。さしずめ道路が広くなった北角みたいな雰囲気。
看板類とかはむしろ香港島よりもこっちの方が充実してるのでは?って感じがした。
人口も多いことも相まってか常に活気があり、撮影してて楽しい。
この香港MTRカラーになっている車両が一番いいなと思ったり。
クリスマスを越してもう新年も明けたけど、まだサンタが壁をよじ登っていたw
まあ地元でも年がら年中クリスマスイルミネーション(?)をつけている家があったりするから…アリなのかも?
軽鐵はとにかく車体が長い。香港島の香港電車が縦に長いのに対してコイツは横に長い。なにせ1両あたりの全長は20mと普段よく目にする通勤電車1両分と同じ長さ、そして2両連結した状態で走り回ることが多いのでそうなると倍の40mと路面電車とは思えないくらいの長さになる。
ここからは軽鐵に乗ってみる。 ちょうど連結面に運転台のない車両を当てたのでじっくり眺めてみる。
まず乗ってみるととても車内が広い。先ほど全長が長いといったが横幅も長く、20㎝くらいしか普通鉄道の車両と変わらない。
顔こそ路面電車の面構えだが、実際には香港旅行記①で行った京津線のような感じだった。
そしてかなりキビキビと走り、駅間を70㎞以上で高速走行することも。
途中の兆康駅で一度下車。この駅もなかなか構造がおもしろく、駅全体がデルタ線のようになっており、デルタの真ん中に1面3線のホームが、それを囲むように外側に3面3線のホームがある…みたいな構造。
デルタ線の向こうから列車が入線。この駅では違うホームから同じ屯門碼頭行が出ておりぼ~っとしてると別のホームに到着しすぐ発車され乗り遅れる…なんてことも。
そして逆方向を見れば路面電車の立体交差!日本の路面電車だとどんなに通過量が多い交差地点でも平面で交差したりしているが、まさかの立体交差でびっくりしてしまった。実は立体交差だけでなく、外側2線は高架の先の部分でさらに平面交差があるらしい。複雑すぎる。
そもそもこの駅からの軽鐵の運行形態が複雑すぎて、マップを見るとこのありさま。香港電車の方がほぼ一直線でハッピーバレーへの支線と折り返し用の線路があるのに対しこちらは地区を張り巡らすように線路が引かれている。
運行系統も山ほどあり、もう訳が分からない。
河原を走ったと思ったら高架にあがり、屯門駅ではMTRのコンコースに直接乗り入れるなどなかなかスリリングな路線。
高層マンションを背に屯門から降りてくる路面電車。
撮影に熱中していると、もう13時を回っていた。
帰りの飛行機の出発は15:45、空港行きのバスに一番近い「屯門泳池駅」へと向かう。
もうバスの発車まであと1本しか撮れない状況で最後にMTRカラーの車両がやってきてくれた。
そしてそれから数分も経たずして空港行のバスが到着…
バスに乗り込んだら別れを惜しむかのように軽鐵の車両が追っかけてきた。慌てて撮ったので窓枠とかがすごいことになっているが…
短時間ながら楽しい撮影だった。
バスは屯門から海底トンネルを渡り、東桶の市街地を少し立ち寄りながら空港に到着。写真に撮ってはないのだが香港では出国のことを「離港」っていう言い方をするの好きだったりする。
ラウンジでまっていると目の前にはキャセイのA350-900、こいつは南半球のブリスベンまで行くらしい。
左からは同じくキャセイのB777-300、そして奥から離陸するのはNCAのB747-8、普段地方空港にしか行かずB737ばっか見る自分にとってはでかい飛行機がいっぱいいるのに興奮してしまう。
ついに帰国の時が来てしまった。
後ろ髪をひかれるような思いだったが、搭乗口手前で買ったお茶が300円超とあまりにも高かったため横転、物価が元に戻る(?)という点では少しほっとした…
離陸してガスっているせいか、あっという間に香港の景色は霞の中へ消えた。
うとうとしていると台湾上空、次に起きた時には四国の夜景が見え、関西空港に帰着。
ここからは陸路での移動…ということで
普通の人間はあんまり買わないであろう、「関西空港→小田原」の乗車券。今回はこれで帰宅していく。
まず関空快速に乗って向かうは天王寺。少し大阪での時間があるので阪堺電車を撮影する。
寒い。寒い。寒すぎる。香港出発時には17℃くらいあったのが2℃前後になっておりあまりにも寒すぎて手を震わせながらの撮影だった。
その後はいつもの玉出の前で1本。
いつも阪堺電車を撮影するときはこの場所でやっている気がする。
ただ三連休の最終日ってこともあってかもう飲み屋は閉まっており、町は静まり返っていた(たまに奇声が聞こえたりしたけど)
新今宮に戻り、環状線に乗って大阪へ。そして旅の最後は…
サンライズで夜の東海道を駆ける。地味に中学生以来のサンライズ。大阪から熱海でしか乗らないのでノビノビ座席だったが、列車の中で横になれるという特別感、とても楽しかった。
寝て起きたら富士、沼津とどんどん近くなり、熱海でサンライズを下車。 駅名標とかが東日本のフォーマットになっていると帰ってきたんだなあという感じがする。
ここで自分は何を考えたのか、熱海で途中下車しカーシェアを借りて伊豆急を撮りに行った。
なかなか朝に伊豆急に行こうとならないのでこういう時はチャンスだと思って行ってしまった。
時間ギリギリにはなってしまったが始業に間に合うように家に帰れたからよしとするか…(?)
というわけで香港旅行記は以上となります。
4編にわたりご覧いただきましてありがとうございました。
香港は年末…再放送予定!
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