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ヨンマルを求めて鳥刺しを求めて 日南霧島周遊記
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昨年(2024年)の年末、ANAのマイルが危うく失効しそうになったので突発で宮崎鹿児島へ…
この年の九州は3回目だったが、全て嫁の出張先である小倉に突撃(???)するという形を取っていたのでなかなか南九州の方には行けておらず、おおよそ1年半ぶりの訪問を決行した。

いつもはJALの民なので横浜から京急に乗るときには一番前の車両に乗っているが今回は一番後ろ。
そしていつもと違う出口をでて第二ターミナルへ。ANA系列に搭乗するときに保安検査場で出てくる例の黄色い紙をうけとり搭乗口へ…

直前で搭乗口が変更されてバス搭乗にw

まさかのスターアライアンス塗装のB767を当ててしまった。ANAに乗るのは実に中学の修学旅行以来9年ぶり。
久しぶりのANAが特別塗装機なのはなかなかのめぐり合わせかも…と思いながらタラップを上がって搭乗。お昼時で眠かったのであっという間に鹿児島についてしまった。
さて…鹿児島空港に着いたらまずやることは一つ。肥薩線の撮影だ。

鹿児島空港の右にかなり近いところに肥薩線という非電化のローカル線が通っており、鹿児島空港の距離的な最寄り駅は画像に出ている「嘉例川駅」という雰囲気の木造駅。最初はここで撮ろうとしたのだが、さすがに有名になりすぎたのか人だらけ。
諦めてすこし南下、2駅先に表木山駅へ。

ギリギリ紅葉している木を見つけヨンマルと一枚!着いて早々ヨンマル成分に溺れる。

すごい数の猫。駅の周りだけでも7,8匹くらいいたのではないだろうか。
鶴見線の扇町とか浅野とか行くとたくさんの猫が見れる(ときもある)が、ここまでたくさんいるのは初めて見た。

続いて、肥薩線を北上し霧島温泉の方へ向かう。

ちょうどヨンマルと霧島温泉駅ですれ違いそうになったので軽く撮影。雰囲気が良い。
そのまま山の中に入り、霧島温泉郷へ。今回いったのは「さくらさくら温泉」というところで泥湯というのが有名だとのこと。
何なのかと思ったら泥を顔面や全身に塗りたくってその状態で温泉にドボン!というもの。露天風呂に顔が泥で真っ黒になった人が大量におり最初は一瞬ビビってしまった。これが「顔に泥を塗る(物理)」かあ…

もちろん温泉内は写真撮影禁止なのでビジュアルを伝えられないのが残念。気になる方はぜひ公式サイトを見ていってみてほしい。

夜の道をひた走り、おおよそ2時間くらいかけて宿泊地である宮崎は青島に到着。早速今回の主目的である鳥刺しが食べれるお店を探す。
いろいろ見て回ってたどりついたのが「焼き鳥 けんぞう」というお店。

これだ!!!
鳥刺しというのはその意味のまんま「鶏肉」の「刺身」というもので、つまり生の鶏肉である。
牛肉だとユッケとかで生の状態を食べることはあるだろうが、鶏肉や豚肉は食中毒の恐れもあることからしっかり焼いて食べるのがメジャー。それが、なんとここ宮崎と鹿児島では新鮮な生の状態で食える!
この2県では生の鶏肉を扱うのに特別な管理基準を設けており、その厳しい条件をクリアした鶏肉だけが生の状態で出てくるというわけだ。
いつも食べているもも肉の刺身や独特な食感のレバーの刺身など、ボリュームたっぷりで最高!

そして最後に〆として牛すじ煮を頼んだのだがこれがまた絶品で、肉はほろほろ、やさしい味。
お酒などの種類も豊富でとてもいい店でした。また次行くときにも行ってみたい。

今回泊る宿と近かったのですぐチェックイン。民宿で、2階部分が客室フロアになっていた。やけに巨人のポスターやグッズがたくさん置かれていたので、オーナーは巨人ファンなのだろうか。

翌朝、なんと天気予報が外れてまさかの晴れ。絶好の晴れを無駄にしまい、とまだ寝ている嫁を横目に出撃。朝焼けの海岸を進み、まず到着したのは大堂津。かなり遠景にはなるが海と日南線を撮れる場所があるのでそこでまず一枚。

ちょうど鉄橋と撮影場所の間が大堂津港の出口のようで、小さな白い灯台がとてもいいアクセントに。
そして次はいま撮影したこの列車を追いかける。地形を見てみると…

撮影した場所がこの突き出ている半島の南側で、次に撮影したい場所がその北側になる。
ヨンマルが大堂津駅に止まっている間に向こう側へ!

湾状になっている部分の、静かに寄せてくる波、大変乙なもの。
ロケーションはとても良い。ただ、線路沿いの雑草の繁殖力が高すぎるのも相まって、草が被らずに取れるタイミングがあまりなく苦戦した。

油津で交換してきた下り志布志行の快速。日南線は通常のJR九州塗装のヨンマルのほかに、日南線限定の黄色一色塗のヨンマルが在籍しており、運用はバラバラである。どうみても広島の末期色にしか見えないが(もう末期色なんて揶揄していた113系とかもとうの昔に消えてしまった)

その後は大堂津の方へ移動してまず一枚。

ちょっと見立てが甘く、側面まで日が回らなかった…

時間も時間なのでお昼ご飯へ。この撮影地から100mくらいに「目井津港」という漁港があるので、ここで新鮮な海の幸をいただくとする。
行ったのは「鈴乃家旅館」というところ。旅館とついているが、現在は食事処としての運営のみなのだそう。
定番メニューの「鈴乃家定食」を頼んでみる。

うまい!!!
手前にあるのはカツオ。日南市では鰹の一本釣りが有名で、日本一の漁獲量を誇る。
その新鮮な鰹が、鈴乃家特製の少し甘めの漁師ダレと絡んでとても美味しく食べることができる…!

半分くらいそのまま漬けられた鰹を食べてから、ごはんをおかわりしてそこに残った鰹をタレごとかけて、その状態でお茶漬けにするのがこの定食の食べ方。
一度に二度楽しめる、とても美味しい定食でした。タレも買っちゃった

そのまま再び漁港の横で一枚撮影。

漁船がこう集まっている風景、やっぱり港といえばこれだよなあ…
午前中だったら側面にも日が回りそうなのでいつかリベンジしに行きたい。

そのあとは「南郷城跡」にあがる。小高い丘の上にあり、日向灘を望める絶景ポイントで、日南線屈指の名撮影地である。
今回は曇りだからいくことなさそうだな…と思っていたがまさか晴れていけるとは。

これがやりたかった!!!
宮崎・日南の鮮やかな青い海とヨンマルが最高に合う!!!素晴らしい情景で、撮影した画像を見て自然と笑みがこぼれる。
かすかにエンジン音を残して軽やかに走り去っていった。

そのまま今度は西進、日南線の終点である志布志を目指す。
途中の薩摩大川付近で一度撮影できるチャンスがあったが…最後の最後で曇られてしまった。発狂しながら(?)画像を消してしまったので画像がない(爆)
志布志での折り返しの列車も撮影。もう曇っているの前提で志布志の漁港の風景と絡める。

港の風景は曇りでも結構サマになるな、と。
途中まで晴れたり曇ったりでマンダーラになったりとかなりヒヤヒヤな展開だったが… 天気はオタクをもてあそぶのをやめてほしい

そして、志布志に来たからにはみたかったものが…

「志布志市志布志町志布志の志布志市役所本庁・志布志支所」
このあまりにも「志布志」と書いていてゲシュタルト崩壊してるかのような看板。何回かこの呪文のような文を唱えてみたが、一度も噛まないで言えることはついぞなかった。

お風呂に軽く入って、車で鹿児島空港へ戻る。
ご飯も食べて乗る予定の飛行機がそろそろ到着するというので展望デッキに見に行く。

またお前かい!まさかのスターアライアンス塗装B767と昨日ぶり2回目の遭遇。
これは俺にスターアライアンス:ゴールドのアライアンスステータスを取れっていう神のお告げなのか…?
もうすでにワンワールドのステータスは持っているので両社掛け持ちするのも面白いかもしれない(財布的にはなにも面白くない)

帰りはうとうと眠っていたらあっというまに羽田に到着。いつもT1を使っており、T1は出発と到着の動線が重なるので、それが完全に分離されているT2の構造はなかなか新鮮。時折国際線エリアが見え、海外に行きたい欲が増した。

これにてヨンマルと鳥刺しを追い求めた「日南霧島周遊記」は終了です。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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霧島温泉 気動車 ローカル線 九州 紅葉 鳥刺し 宮崎 鹿児島 肥薩線 キハ40

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