旅は唐突に―――。
「スカイメイト」はご存じだろうか。たぶん結構な人が知っていると思う。
25歳以下の人に限り、当日空席があれば普通運賃と比べてはるかに安い金額で飛行機に乗れるというものだ。そして今回9月から10月のアタマまで、久しぶりに日本全国各路線が4500円で行けるというセールが始まった!
嫁が出張でいないので、どこかしらへ飛ぼうと思い航空券を買った。
というわけで選ばれたのは、「小松」でした。
乗る飛行機の機体には「うちなーの翼」と書いてある。
小松に行くというのになんで「うちなー」なのか、となると思うが実は羽田~小松線と羽田~岡山線は、JALの系列会社である日本トランスオーシャン航空(JTA)での運航があるためである。
乗るとかりゆしウェアを着たCAが出迎えてくれ、BGMは「海の声」「島唄」と今にも沖縄へいくぞ!みたいな雰囲気。
安全ビデオもJALのとは違い、JTA独自のアニメーションが使われてたり。
羽田から小松はさほど距離が離れていないので、離陸して30分くらい飛んだらもうベルト着用サインが点灯し、あっというまに着陸。
はやい。
空港から出てカーシェアを借りるまで時間があったので、空港の目の前の航空博物館をチラ見。
小松空港は航空自衛隊の小松基地と共用になっていることから、自衛隊の飛行機が屋外にも展示されている。
後から知ったのだが、中ではフライトシミュレーターなどができたらしい。今後石川とかに行く機会があったらやってみようかな。
カーシェアを借りて北陸道を走ること40分くらいで本日の目的地である福井鉄道沿線に到着。
時間もいいころ合いなので腹ごしらえ。
お昼ご飯は「本手打ちそば 山楽」さんの「越前おろしそば」。
一面に大根おろしが入った出汁がかかっており、麺はこの層の下にある。食べてみるとまずそばがかな~りコシのあるもので、いつものようにズルズルッ!とは食べれない。そしてゆっくり噛みながら食べていると大根おろしの辛みがツーンとくる。
映ってないがさらに天ぷらとにしんの甘露煮も食べてしまった。うまい!
腹ごしらえも済んだところで、レトラムの撮影へ出向く。
まず向かったのは家久~サンドーム西間の鉄橋。
まずレトラムの前にやってきたのは福井鉄道の主力であるモ880形。かつては名鉄岐阜600V線区を走った元名鉄車で、同じように名鉄から他路線に譲渡された路面電車の例として豊橋鉄道や土佐電などがある。 このごつごつした顔が結構好き。
路面電車が郊外に出てかなりのスピードで飛ばしていくのを見るとインターアーバンって感じがする。
そしてそれからほどなくして、本日の被写体であるレトラムがやってきた。
明らかに日本!って感じのところを明らかに日本らしからぬフォルムの車両が近づいてくる!
夏の青空に、レトラムの鮮やかな黄色がとても映える。
この車両はもともとドイツのシュトゥットガルト市電で運用されていたGT4形という車両で、その市電の改軌に伴ってヨーロッパの各都市に譲渡されたのだが2本が日本の土佐電に譲渡され、さらにそこから福井鉄道に譲渡されたという歴史を持つ。
2月にプラハでタトラカーを撮った時以来のヨーロッパ式路面電車だった。
路面電車以外、全部日本!って感じの家が建っていておもしろい。異世界転生モノみたいだ(?)
そのまま後を追っていい感じに撮れそうな田んぼを見つけたのでそこへ。
このㇾトラム、急行運転なので結構早い。到着したらすぐやってきた。
黄色くなった稲とのコントラストが美しい。後ろの山がなんか左右反転した大山に見えて、まるで伊勢原みたいな風景だなとか思って撮っていた。
謎の筒状の構造物があってなんだろ?って思ったが、ここは福井。冬になったら雪がたくさん降る地域。
雪からポイントを守るためのもので、よく北海道とかで見かけたりする。
この駅でたけふ新行の普通列車と交換するのでそっちも撮影。
こっちもかっこいい。色は変わっているが、自分の生まれる前になくなった名鉄の美濃町線にもこういう風景のところがあったのかな…と思いながら撮った。
ここでの撮影後は、さらにㇾトラムを追っかけて福井市の中心部、併用軌道区間へ。
鉄軌分界点の赤十字社前駅付近の交差点で信号待ちしてたら、来ましたㇾトラム。
信号待ちだったのでカメラを出して撮影したのだが、太陽にあたった車のダッシュボードが窓に反射してしまった(なんとか加工して見せられるくらいにはしたが)
ㇾトラムが通過して1分半後、ようやく信号が青になったので線路沿いに追いかける。
ㇾトラムの臨時急行は併用軌道区間でも通過運転を行うのであれよあれよと先に行ってしまい、福井城址大名町駅付近の橋でやっと追いつくことができた。
しかし、車を止めようにも駐車場がどこも空いていない…!路駐するわけにもいかなかったのでまるで空港の着陸待ちの飛行機のごとく街を旋回。ところが無情にもその間にㇾトラムは福井駅の方へ行ってしまった…。
同行者が空いてる駐車場を見つけてくれたので急いで止めて福井駅からㇾトラムが戻ってくるのを待つ。
どう撮ろうかな~と呑気に考えていたらすぐにㇾトラム登場。いや早いって…と思ったが定期列車の合間を縫って運行させているので仕方ない。
ドイツのトラムと日本の交差点。地味にヨーロッパでこういう大きな駅前とか市街地の交差点って石畳とかになっているイメージ(偏見)があるので、こういうアスファルトのグレー1色の交差点っていうのもミスマッチな気がする。
夏の暑い福井の街に輝く黄色のアクセント。
福井駅から曲がってきた電車は一度福井城址大名町駅で折り返してからたけふ新駅へ戻っていく。まったく前提知識を持って行かなかったので初めてここで「たけふ新~田原町」の本線と「福井城址大名町~福井駅」の支線に分かれていることを知った…。
ザ・日本の街並み。ローソンも海外には出店しているが、ヨーロッパにはない。
発車間際に駅と反対側にあったいい感じの八百屋の窓に反射させてみる。こういう日本らしい八百屋とかの風景にも映えてとてもGOOD。
文字とかのデザインも結構渋くてよきだが、「公式LINEでお弁当・果物・野菜お取り置き」っていう文言が今らしい。
たけふ新から福井駅に行くときは結構折り返しに時間をかけていたが、逆のときは結構素早く出発してしまった。
こちらも車に戻り、ふたたびㇾトラムを追っかける。
併用軌道区間では追いつくことができなかったので、もう一度先ほど撮影した田んぼで撮影する。
交換相手の鷲塚針原行がやってきた。もう駅にはㇾトラムが停車している。
いや~~~~ニャーベラス!
ドイツでは見られないであろう、日本らしい夏の光景を走るㇾトラム、とても最高なもの。
ㇾトラムはもともと非冷房だったため人間が過ごすのに適しているとされる春と秋の期間にしか運転していなかったのだが、2024年10月に冷暖房装置を搭載して通年運行が可能に。こうやって稲と夏の風景で撮れるのも通年運行に踏み切った福井鉄道様様である。
今回はスカイメイトで短時間しか滞在できなかったので乗車するタイミングがなかったが、冬とかに行った時にはゆっくり乗ってみたいなと思った。
ㇾトラムを撮った後は、初めての福井県ということでオンゲキの行脚を軽く。
福井県がどうやら30都道府県目だったみたいで記念の称号ももらえた。やったね
ゲーセンに行く途中に九頭竜線の線路を跨いだので、いつ来るかなと思って時刻表をみたら20分くらいで来るというのでこ線橋へ。
田んぼが「刈り取られた直後・刈り取られてだいぶ経ったもの・刈り取り中」で綺麗にトリコロールになっていた。
地味にキハ120を大糸線以外で撮影したのは初めて。前に高山本線にも行ったことがあるのだがあの時は東海管轄区間がメインで一度も巡り合うことがなかった。
これを撮影した後は車でふたたび高速を戻り、小松空港へ。ただ、小松空港からの便まで時間があったのでイオンモール小松に行き、またオンゲキの行脚をやることに…
なんと向かってる途中で万葉線の車両とワㇺ・ヨなどの貨車を発見!
貨車の方は今は見られないワㇺと、一番奥にいる緑色のヨが。ヨの方は昔、コンテナ特急貨物列車「たから」の車掌車だったらしい。貨物の花形運用だ…
万葉線の方はデ7061形。ほぼ同型のデ7070形がいまでも万葉線で現役で走っている。なぜか幕が「試運転」。
そのままイオンモール小松に向かったが、なんとオンゲキ「だけ」撤去されておりプレイできず。他に小松市内でプレイできるところはないか探したがなんと一番近いオンゲキの筐体は野々市…。さすがに飛行機に間に合わないので「石川勢」は次の石川旅行の時に取ることになった、残念!
なんとまさかの帰りもJTA。おまけに朝乗ったJA08RK。バンコクと秋田に行ったときに続き、3回目の往復同一レジ番の飛行機。
もちろん安全ビデオもJTAのもの。
今度は小松から飛び立つと名古屋の上空を飛んでいきながらいつものルートに入り、東京の夜景を見ながら5分遅れくらいで着陸!
預け荷物もなにもないのですぐ京急に乗って横浜へ行き夜飯。
ニュータンタンメン本舗へ。うめ~~~
というわけでなんと現地の滞在時間8時間!とかなりせわしない行程であったが、初めてのㇾトラム撮影でかなり高まることができた。
次はもうすこし時間を取っていろいろ福井鉄道沿線を巡ってスナップとかもしたい…
今回の「ㇾトラム撮影記」はここまでとなります。ご覧いただきありがとうございました。
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