一年前のちょうどいまくらいの頃にタイに行っていたのと、今度再びタイに行くことが決定したので、ここから3編連続で去年のタイの撮影記をお届け…。
2024年9月13日。真夜中の関西空港に降り立ち、バンコク・スワンナプーム空港へのJL727便へとのり継ぐ。
JL727はこの日(日付は超えているが)ラストの関空発便なので、ターミナルはこれに乗る人しかおらず静寂。深夜便、遅い時間まで起きていないといけないから眠いんだけど、このような情景は結構好きだったりする。
搭乗機はB787-8。地上では寝たくなるほど眠いのに機上では揺れとかも相まってあまり寝付けず、悶々としていたらだいたい7時間くらいでタイの中心空港であるスワンナプーム空港に着陸。
エアポートレールリンクの始発列車に乗ってまずはホテル最寄りのパヤータイ駅へ。
到着するとほぼ同時になにか聞きなれた警笛が!
早速、タイの客レに出会えた!そして前の機関車は日立製作所製のHID形で、警笛は完全に日本の機関車と同じ「ピッ!」。これは強烈な眠気覚ましだ、素晴らしい。
ちなみにこれは普通列車で行先はバンクロンルク国境駅、カンボジアの目の前まで行く列車らしい。
前入りしていた同行者の一人と合流して、さらにもう1本撮影する。
かろうじて木の板が引かれているからホームだってことがわかるが… かなりバンコクの中心部に存在する駅なのだがもういきなりローカル感全開。
そして、これもびっくりしたのだが結構な人数がホームの反対側から降り、線路の上を歩いて駅の外へ出て行っていた。日本じゃそんなん考えられないぜ…
BTS(タイの都市鉄道)の高架に背景はガラス張りのビルという現代って感じの風景にこんな風情のある客レが止まっていることのミスマッチさ、しかもこれを空港からたった20分くらい電車に乗ったら味わえるという素晴らしさ。たまらない!!!
今度は気動車。これも日本製なためか、随分と日本にいそうな見た目をしている。
にしても、駅に原付がこんなに止まっていて洗濯物が干されていて、横には家があるという駅と生活が完全に隣接している風景はやっぱり異国。実際日本でも路面電車とかにいけば生活と鉄道の距離が短い例は見られるとは思うが、ゼロ距離っていうのはあまりないんじゃないかなあと思ったり。
日本じゃ考えられないが(2回目)、後追いなら線路の上に立ってこうやって撮影しても問題ないのである。おまけに奥の方ではキッズが通過する列車の隣の線路のレールの上(!)で遊んでいるw
次は先ほどの空港鉄道で二駅戻ったマッカサン駅のペデストリアンデッキから東線を撮影。
原付、原付、原付… 車の隙間をみっちり埋めるように見渡す限りの原付。
壮観すぎる。タイを含め東南アジアでは原付がたくさん走っていることは事前知識としてあったのだが、生で見ると圧倒される…。
そして列車が行って踏切が開けばバイクのエンジン音、車のクラクションの音、人々の雑踏の音、いろんな音が響き渡る。
割とすぐにもう1本来るようだったので撮影。相変わらず踏切が鳴ると大量の原付が滞留する…。
そして撮影場所が道路のほぼ真上だったことも相まってか、排ガスの量がとんでもないことになっており撮影開始から20分くらい経過すると頭がぼんやりしてきてしまった。なので、一度ホテルへ戻ることに。
パヤータイに空港鉄道で戻ったら先ほどの普通列車がちょうど入線してくるところだったので撮影。
ここまでパヤータイに着いてからたった2時間ちょいの出来事である。タイ国鉄、濃密すぎて飽きることがない。
東線の普通列車の間隔があくところでこちらも転戦、本日のメインディッシュとなる「メークロン市場」までGrabで向かう。(本当はモーチットとかからロットゥーを使おうと思っていたがさすがに初めてなのと時間がタイトだったのでやめておいた)
だいたい1時間少しくらいでメークロン駅付近に到着。
タイの中でも指折りの有名な場所なので人もいっぱい。あえて平日を狙っていったのだがもう関係なく人でごった返していた。
「線路市場」という名だけあって、本当に線路の両脇にびっしりとお店が並んでおり、線路の上が人の通る道になっていた。完全にこれだけ見ると廃線跡を商店街にしたようにしか見えない…
しばらく線路を彷徨って撮影ポイントを探していると列車の通過を知らせる合図が。
その合図が鳴ったとたん店の人たちが線路側に出ていた商品や屋根を素早く片付け、列車が通れる状態に。
そして、もはや歩く方が早いくらいゆっくりとしたスピードで列車がやってきた。
すごい。市場をかき分け人をかき分けてくる。
もう少し広角にしてお店の商品と絡めて。ゆっくりでもここまで近いとものすごい迫力だ…
ちなみに、この後ここで撮らせてもらったお礼で唐辛子(写真右側にぼけてうつっている)を買ったのだが、
今も家でスパイスとして使っている。料理の味を損なうことなく純粋に辛くしてくれるとてもGOODな唐辛子なのでメークロン市場に行く人はこのお店を探してぜひ家で使っていただきたい(ダイマ)
というわけで話を戻して、折り返し列車を撮る。意外と折り返し時間が短く素早く撮影地を探す。
野菜を売っているところの前で折り返しを撮影。
メークロンはどっちかというと地元の人たちの生活のための市場という側面が強いので、こういう生鮮食品を売っているところが結構見受けられる。
それにしてもギリッギリ… 車体と商店の間はほとんど空間がなく、そこに商店の主・野菜・大量の観光客がひしめき合っている。
スピードは遅いとはいえ、大きな車体が横を通るときの迫力はとんでもないものがあった。
次の列車は3時間後くらいなので、お昼ご飯にする。
おいしそうな麵屋をみつけたのでそこでいただく。
その後はメークロン駅のなかにあったカフェで小休憩…
ココナッツミルクを飲んだのだが、容器がまさかのココナッツ。
ココナッツの実が入っていたところをたぶんかち割って容器にしている感じがある。もはやココナッツを飲んでいるような気分(?)
ビジュアルが異国情緒で大変によろしい。
メークロン駅の周りを散策したりして時間をつぶしていると、そろそろ列車が来る時間。再び市場へ戻って迎撃する。
市場をのそりのそりと歩く。普通に線路上もすれ違うので手一杯なくらい狭いので時折譲りながら…
先ほどと同じように列車の通過の合図が聞こえてくると、ほんの数十秒で列車が通れる状態になる。
警笛を連発しながら現れた。線路の袂に置かれている野菜や品物を見ていると列車に踏みつけられるんじゃないかとヒヤヒヤしながら見ているが、特段問題なく通過していく。
後追いも撮ろうと思ったのだが、列車が去ると同時に大量の観光客が前になだれ込んできてしまい撮れず。先ほどの写真も、列車が来る直前に自分たちがカメラを構えているにも関わらず、お構いなしに前に出てきたので思わず「No!No!No!No」と声を出してしまった。マジでやめてほしい…
3本、念願だったメークロンでの撮影ができたので列車にてバンコクへ帰ることに。
メークロン駅に佇む列車。駅のあたりはお土産屋も多く、タイらしいものと一緒に絡めて撮影。
そして最後は列車の中から線路市場を撮影!
多くの人たちが列車の窓から撮影していたが、この列車の貫通路には幌がついてなく外が見える状態だったのでそこから撮影する。
列車から見るとものすごい圧迫感とともに、よく建物や構造物にぶつからないな~と感心する。
だいたい2分ほどで線路市場の中をゆっくりと進み、抜けるとそこから一気に加速して、メークロンとはお別れ。
メークロン発車時点ではたくさんの観光客が乗っていたが、次の停車駅でほとんどいなくなってしまった。メークロン市場を通過するところだけを見て、その後はバスなどでバンコク市街へ戻るツアーのようで…
さらに数駅進むとすっかり地元のローカル線のような感じに。少年に話しかけられ、Google翻訳を駆使してなんとかコミニュケーションをとってしばらく話に花を咲かせた。なんと小学生だというのに家のために学校に行きながら働いているとのこと。日々仕事だるい~とか言っている自分に比べてなんと骨の太いことか。
少年とその家族は途中の駅で降りて行った。最後は手を合わせて別れた。
列車は終点バーンレーン駅に到着。しかし、まだバンコクまでは40㎞前後離れている。
実はメークロン線はバンコクからメークロンまで1本では繋がっておらず、途中で川によって分断されており…
左側がこの列車の終点であるバーンレーン駅。そして右側にあるのが次に乗り継ぐ列車の起点であるマハーチャイ駅。
この間には橋もかかっておらず、渡し船を利用することになる。
渡し船はかなり需要があり、たくさんの人と原付を載せて出発。数分で川の対岸にたどり着く。
着岸と同時に大量の原付がロケットスタート。我々もその後を追うように下船し、始発駅であるマハーチャイ駅へ。
船着き場の前はバスターミナルのようになっており、トラックの荷台を客用に改装(?)したソンテウなる乗り物も見た。なかなかインパクトがある…
列車が来るまで時間があったので、マハーチャイ駅の裏側へ。
バンコクの郊外ということとちょうど学生の帰宅時間帯と重なってたからか駅は結構人が。
そして駅の奥に留置線と車庫があり、かなりミニマムな構造。
こちらのマハーチャイ駅近辺の雰囲気もとても好き。
なんといってもメークロンと違い、まったく観光地化されていないから本当にタイのローカルな感じが伝わってくるところが刺さる。
駅の裏側だが、みんな線路から駅のホームに上がって列車に乗車していたので我々もその後に続いて列車に乗車。
この列車には先ほどまで乗っていたようなボックスシートの3等車のほかに冷房付きの2等車も設定されていたが…
なんと冷房がまったく作動していない。そして冷房前提だからなのだろうか、3等車のように窓が全開にならず北海道のキハ150のように窓の上部が中折れする形でしか開かないので完全に蒸し風呂状態。暑さに弱いのであっという間に熱中症の症状が出てしまった。
50分ほど列車(という名の地獄)に揺られて終着ウォンウィエンヤイ駅に到着。なんとか写真を撮ったがもう頭痛が激しく、BTSのウォンウィエンヤイ駅まで歩いた時間が永遠のように感じられた。そしてBTSに乗ったら冷房がキンキン。本当に天国で少しは体が生き返った。
途中スコールに見舞われたりしたがなんとかパヤータイのホテルまで戻り、ホテル至近にあった「ポーワーレストラン」で晩餐。
安いこともあってか、2品も頼んでしまった。大変美味しく、ここまでの疲労を癒してくれた。
これを身内のグループで写真付きでアップしたら「痩せろデブ」とあまりにも直球な罵倒を食らったりしたがw
というわけで「メークロン編」はここまで。
次回はこれもタイに行って一度は行ってみたかったタムクラセー川橋梁を見に、タイの西側にあるカンチャナブリ・ナムトク線に出向きます。
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