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旅行記
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海を渡って、あの電車に会いに行く ~年末アジア旅行・インドネシア編①~
当駅どまり
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前回の続きです。

いよいよ飛行機へ搭乗。人生初のキャセイパシフィック航空。
そして人生初のエアバスA330型である。かなり初尽くし。

離陸。香港島の南側を見ながら、あっという間に香港とバイバイ。
ちなみに今回も贅沢にビジネスクラス。ただ機材変更に伴ってフルフラットシートのはずが普通のシートになってしまった。残念。

それからずっと海の上、雲の上を飛び続けやっと見えてきましたインドネシア。つまりは人生初の赤道越えだ。
眼下に初めての国の風景が見えてくるとやっぱりワクワクする。

到着。ボーディングブリッジに出てきて最初の感想は、「蒸し暑い!」。
日本の12月は言わなくてもわかると思うが、冬なのでとても寒い。しかしインドネシアは南半球なので季節は日本と真逆、そしてそもそも赤道に近い国なので年がら年中暑い。広州と香港は日本よりちょっと暖かいな~くらいだが、ジャカルタは完全に夏。

アライバルビザの手続きを終え無事に入国。外のタクシー乗り場で荷物を載せ、ジャカルタの中心部のホテルまで向かう。
少しゆっくりしてから、ホテルの最寄り駅に移動。

駅に滑り込んできたのは、見覚えのある前面!久しぶりに205系との再会に感動。
そして聞こえるのは東洋IGBTのVVVF音。車両番号は「205-5072」、元武蔵野線のケヨM36編成だ!かつて中学高校が武蔵野線の沿線にあったこともあり、懐かしさがこみあげてくる。もちろんこのM36編成にも何度も乗ったことがある。

乗車し、まずはマンガライ駅へ。

マンガライ駅のボゴール線から見た景色。
背景に多くの高層ビル、これだけ見ると車両も相まって、日本の大きな都市のように見える。

ここでチカラン環状線に乗り換えて一つ隣の駅へ。

車掌の発車時の動作も日本で見慣れた形式。右側通行であることを除いて日本と変わらないような鉄道の光景が広がっていた。

ジャカルタの高層ビルに向かって発車していく205系。
12両という日本時代よりも長い編成で都市を駆け抜けていくのがかっこいい。

撮影していると、雷が鳴りだして突然の豪雨。雨の打ち付ける音、雷の轟音が時折響く。
そして、そんな中突然街中に音楽が流れだす。「アザーン」と呼ばれる、イスラム教の礼拝の時間を知らせるもの。
やってくる電車の音は聞きなれたものだが、それ以外の音でインドネシアを感じていく。

相変わらず降りしきる雨。対向の列車は6ドア付きの編成。
ドアの窓が209系以降の複層ガラスになっているタイプなので、元横浜線の編成だ。日本ではホームドアの関係もあって6ドア車は完全に過去のものになったが、インドネシアではバリバリ現役。

ボゴール線に乗ってホテルの最寄り駅まで戻る。雨はやむ気配がない。
夜ご飯はこの駅の近くにあった屋台で食べることに。

今夜いただくのは、「ナシゴレン」。
インドネシアを代表する料理で、日本でいうとチャーハンに近いもの。Spicyといったのでガッツリ辛いものが着弾してきた。
時折左側にある「クルプック」というせんべいっぽくもポテチっぽく見えるのも食べながら完食。がっつり辛いながらもうまみがあってとても美味しかった。

そして、猫が多い。この屋台の中だけでも6匹くらいは見た。
おまけに2匹くらいは子猫で、日本と違って去勢していないのもあってか無限に増殖(?)している気がする。

こんな感じの屋台に、店主がこの状態、いい感じのフリーダムでタイと同じような空気を感じる。

ホテルに戻って寝て、インドネシア2日目の朝。

スコールがやんだタイミングで出撃。ホテル最寄り駅まで歩いているうちにこれまたいい感じの屋台を見つけたので一枚。

ホテルで朝ごはんを食べたというのに、その直後にまた朝ごはんを食うという暴挙に出た。
左下に移っているのは「ミーゴレン」という麵料理で、ここのはインスタント麺を用いたもの。3日前に香港で食べた早餐を思い出す。
SpicyなミーゴレンとSweetyなアイスティーを反復横跳びしながら食べた。うまい。

退店するタイミングでもう1回撮影。ごちそうさまでした。

というわけで今日も205系に乗って撮影へ向かう。

マンガライで下車。つい最近運転を開始したINKA製のCLI-225形(EA207系)と遭遇。日本のJTRECが設計に携わっていることもあってか先頭のクラッシャブルゾーンとかの雰囲気がそっくり。前面のグラデーションも相まって、インドネシア版E235系って感じ。

それにしてもマンガライ駅、立派すぎる。

チカラン環状線に乗り換え、数駅移動。

客レが後ろから迫ってきていたので撮影。このあたりは電車線と列車線の複々線になっており、機関車の爆音とともに高速で通過していく。
その後はパサール・スネン駅へ行こうとしたが、環状線の右回り列車に乗ってしまったらしく、ジャティネガラからマンガライ方向へ進んでしまった(初見殺しかな?)

他のところへ出かけていた嫁と合流するためデュリで下車。開放的な新駅舎になっており、雰囲気はさながら高輪ゲートウェイ?でも窓から見える景色は南国。

その後後続の列車に乗ってやっとチカラン環状線の東側区間へ行くことができた。

パサールスネンの一つ先の駅で下車。手前でボケててわかりづらいが、どの駅にも礼拝室がちゃんと備えられており生活と宗教の繋がりを深く感じる。

次の205系を待っていると、轟音を立てて単機の機関車が通過。

結構構内踏切の駅も多く、駅員の代わりに鉄道警察が誘導などをやっている。
とりあえず駅の外へ出て、真横の踏切へ。

踏切が鳴りだすと同時に爆音が響き単機が通過。

その次の列車も客レ。パサールスネンの隣駅ということもあってひっきりなしに長距離列車がやってくる。

そして逆方向からやっと205系が。客レの合間を縫ってやってきた。

よく見たら「メルヘン車」じゃないか。205系のうち武蔵野線用に作られた後期の編成は前面スタイルが変わっており、そのタイプの編成もインドネシアに一緒に渡っていたが1編成を除いて中間封じ込めになってしまった。その唯一の先頭車として活躍するメルヘン車の編成をGET。

その後やってきたのはこれまたジャカルタ初撮影、元東京メトロ6000形。
実家が千代田線沿線だったのもあってすごい馴染みがある電車。圧倒的に幅を利かせている205系と比較すると数が少ないので、遭遇するといい気分になる。実際チカラン環状線ではこの編成以外を見なかった。

今度は単機。30分で4機くらい単機を見ている気がする。

そしてその10分後、また単機。いやどんだけ単機くるんだよw
今度はCC203形で、先ほど撮ったCC206形と似た見た目をしているがこちらは片運転台だったり先頭の傾斜が違ったりと細かな差異がある。
手前の屋台は飲み物を販売しているのかと思ったが、よく見ると人間の飲み物ではなく原付バイクの飲み物を提供していた。結構危なっかしいが、他の所でもこういう屋台が見られた。

踏切が鳴ってそろそろ205系くるか~と思ったらまた単機。電車がどちらの方向も30分ほどきていないのだが…
かなりひっきりなしに電車がくるボゴール線と比べると結構本数が少ないのがネック。

結局これ以上待つのを諦めて、電車も来なそうなので歩いてボゴール線側へ戻る。
そのまま電車に乗ってジャカルタコタ駅へ。

客レは基本的にガンビル駅から出ているが、車両基地がこのあたりなのか一度ジャカルタコタ駅まで入線して入替等行っている。

ジャカルタコタ駅は頭端式。205系と頭端式のホームの組み合わせって日本だと京都駅の奈良線?くらいのような感じがするのでなかなか新鮮。

駅のホームがボゴール線メインで使うホーム以外はかなり低いものになっており、備え付けられた階段を使って乗車する。

こちら側はどうやら降車側なので休憩場所みたいになっていた。楽しそう。

駅の外へ。駅構内の一部が橋の上になっていて欄干が低いので結構いい感じに撮ることができる。

地元の子供たちを入れて撮っていたら、「撮って!撮って!」とジェスチャーで言われたので撮影してあげた。インドネシアもそうだしタイもそうなのだが、子供の多いところにいくと向こうから撮って!と言ってくるのは国民性もあるのだろうか。
にしてもガキはどこの国に行ってもヤンチャ。(ここには写っていない)撮影していたら近くで爆竹を鳴らしまくってきたのでびっくりしてしまった。心臓に悪いからやめて

戻って電車に乗り込む。

どうやらホームが10両までしか対応していないらしく、12両編成ははみ出してしまうがそんなのお構いなしにドアを開ける。日本の感覚でどこでも降りれるや~みたいな感じで立っていると開いた後の風景がコレで絶望しそうだな…

すこし夕暮れになってきたころの屋台のぼんやりした雰囲気が好きすぎる。東南アジアらしい風景に、日本の見慣れた電車っていう組み合わせも1日見ているとすっかり慣れてきた。

クリーニングの受け取りも済ませてもう一度ジャカルタコタ駅へ向かう。

いろいろな人が行きかうジャカルタコタ駅。
道行く女性に注目してみると、ヒジャブを被っている人も被っていない人も見受けられる。イスラム教徒の女性は基本的にヒジャブをすることが定められているので、被っていない人はキリスト教徒だったり、その他の宗教の信徒ということになる。多文化・多民族国家のインドネシアらしい。

メトロクのタンジュンプリオク線。

ひっきりなしに電車がやってきていろいろなスナップが撮れるので本当に飽きない。そしてすっかり205系がインドネシアの光景に馴染んでいて、譲渡元の国の人間としてはとても素晴らしいなと感慨に浸る。
そしてインドネシアといえば列車発車時に流れる「ウェストミンスターの鐘」。視覚・聴覚のどちらでもインドネシアを味わうことができた。

この後は、ガンビル駅に行き諸々の準備とシャワー、夜飯をいただくことに。
再びボゴール線に乗り、とある理由でガンビルの一つ先の駅、ゴンダンディア駅へ。

インドネシアに行く直前まで知らなかったのだが、ガンビル駅は都市間の長距離客レ用の駅らしくボゴール線の電車は全部通過してしまうとのこと。もちろんそれ以外のボゴール線の駅は逆に、ボゴール線の電車はもちろん止まるが長距離客レは通過してしまう。つまり、乗り換えられる駅がないのでここの間の移動はバスなりタクシーなり、徒歩で移動するしかない。

夜ご飯とシャワーを済ませ、乗車する列車の改札が始まったのでホームへ上がる。

乗車する列車は「GAJAYANA TAMBAHAN」号。
行先はジャワ島東部のマラン。およそ900㎞弱走る長距離列車で今回は途中のソロバラパンまで乗車する。
それにしてもホームに上がった瞬間ガンビルが全列車通過になっている理由が分かった。長距離列車らしく列車別改札を行っており、そこにボゴール線の電車を止めてしまうと改札の意味がなくなってしまうからだ。正直通勤電車が行き交うボゴール線の本線を塞ぐようにターミナル駅があるのはなかなか無理な設計だよな…
っていうのはKAI側もわかっているみたいで、現在マンガライ駅に新しいターミナルを作っており実際それ専用のスペースがもう用意されていた。

いつも通り「ウェストミンスターの鐘」が鳴って、ガンビル駅を発車。ソロバラパンまで8時間、夜を駆けていく。

というわけでインドネシア編・前編はここまで。
次回の後編ではソロを走る路面「気動車」、そして再びジャカルタに戻ってから205系のある風景をスナップしていきます。
乞うご期待。

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